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火おこしの基本を習得!ファイヤスターターの使い方解説付きのブッシュクラフト体験

アウトドア業界注目の遊び「Bushcraft(ブッシュクラフト)」を初体験!

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アウトドア業界で少しずつ広まっている注目ワード「Bushcraft(ブッシュクラフト)」。 意味は、Bush(ブッシュ)=茂み、Craft(クラフト)=工作。茂み、つまり自然の環境を生かして工作すること。ざっくり言えば、装備は必要最低限のシンプルなものに押さえて、自然の中にある素材を活用してアウトドアを楽しむというスタイルのことです。

サバイバルの考えに近いように見えますが、サバイバルは生存脱出をゴールとしています。ブッシュクラフトは、知恵を使って自然の中で生活し、自然を身近に感じようというもの。火おこしやナイフ技術など、自然と暮らす知恵を学び、それを生かして遊ぼうというノリですかね。

さっそく、千葉県香取市にあるグランピング施設「THE  FARM CAMP(ザ・ファーム・キャンプ)」でブッシュクラフト体験をしてきました!

THE FARMのグランピング施設レポートの記事はこちらをチェック
【千葉県・香取】農園リゾートに新たなグランピング施設「THE FARM CAMP」が誕生

地味だけど一度やるとハマる火おこし(ファイヤークラフト)

自然のなかで暮らす上で最も大事と言っても過言ではないのが火の存在。そこで火おこし(ファイヤークラフト)にチャレンジ!  THE FARMのインストラクターさんに教えてもらいました。

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下の写真に写っているのがファイヤスターター。要するに、火打ち石です。

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スティック部分がマグネシウムの棒で、それをヘラ(ストライカーとも言う)でこすることで火花を散らせます。うまくいくとブファッと火花が散ります。

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この火花で点火して火を大きくしていくのです。はじめに火を点けるのは麻ひもをほぐした繊維。麻の繊維→樹皮→小枝→薪というように、徐々に火を大きくしていくのがコツ。いきなり薪に火を点けるのは無理。なので、”火おこしは準備は9割”と言ってもいいくらいとっても準備が大事。ファイヤスターターはほん一瞬、火花が散るだけですから、その火で点火し、そのか弱い火が燃えうつるように、木を準備しておく必要があるのです。

これは麻ひもをほぐした麻の繊維。

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極細でよく燃えるものの、すぐに燃え尽きてしまうので、これだけでは実用的な火にはなりません。そこで樹皮をはがして、繊維がバラバラになるように揉んで柔らかくしたものなどが必要です。ほかにはフェザースティックもとても有効です。

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フェザースティックは細い薪の角部分をナイフで羽根状にうすく削り出したもの。薄く削り出すことで着火しやすく加工しています。これはインストラクターさんが作ったもの。筆者も試してみたものの、ナイフの微妙な力加減がうまくできず、フェザーにはほど遠かったです。こういったナイフ技術もブッシュクラフトには欠かせないものだとか。

いざ点火!!

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いよいよ点火です。麻の繊維のうえに、樹皮をほぐしたものを重ね、ファイヤスターターで火花を散らすと、麻がファッと燃え上がり、樹皮の細く避けた部分に燃え広がりました。そしてさきほどのフェザースティックを重ねます。このとき、むやみやたらに重ねればいいというわけではなく、空気の通るように重ねるのがポイントです。

筆者はインストラクターさんのようにすぐには火おこしはできなかったですが、2度、3度やるうちにコツをつかみ、火花を大きく出すことに成功。ライターやバーナーではなく、原始的な器具で火を起こすと、徐々に育てていく感覚がたまらなく面白いなと感じました。これはハマります。

おまけ/ナイフ一本で薪を割る方法

ブッシュクラフトはナイフ一本でなんでも作業します。薪の割り方も教えてもらいました。

まずナイフを薪に固定し、ナイフの背を別な薪で打ちつけます。少しずつナイフの刃が薪に食い込んでいきます。

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刃の大部分が食い込んだら、ナイフの先端を薪で打ちつけます。ナイフを握る左手もきちんと力を入れ、しっかり握ってください。トントントンと打ちつけていき、薪を割っていきます。これを繰り返して、細くしていきます。

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薪が割れたときにナイフが自分の体のほうに流れてこないように、少し体から離して体の正面でやるようにしましょう。

ブッシュクラフトを初めて体験しましたが、シンプルな道具と身の回りのアイテム、そして知恵を駆使して、最大限の効果を出すという考えがとても魅力的でした!

【施設データ】
「THE FARM CAMP」ザ・ファーム・キャンプ(ザ・ファーム内)
住所:千葉県香取市西田部1309-29

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text:george

【PROFILE/george】
茨城県東海村出身の32歳。インテリア雑誌、週刊誌、書籍、ムックの編集を経て、現在Webディレクター。4年前の朝霧ジャムに行って以来、アウトドアにハマる。テントはMSRのエリクサー3、タープはZEROGRAM。車を持っていないので、キャンプに行くときは知人の車に相乗りが常。なので、基本の装備は「軽くコンパクトに、友人の負担にならないこと」が信条。


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