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安心して夜のキャンプを楽しむ!蓄光ペグで足元も明るく、子どもから大人まで安全にキャンプを満喫

夜のキャンプで心配なことといえば…

キャンプをしたことがある人なら、一度は痛感したことがあるだろう。夜間に炊事場やトイレから帰ってきた際、ガイロープやペグにつまずいて転んだりケガしたりした経験を。

パーソナルライトを持っていない人には、ありがちな「事故」である。

特に、初心者は必要なライトを把握しきれていない場合もあり、暗い場所へ出歩く際のライトを持ち合わせていないことが多いのでありがちなケースとも言える。

では、ガイロープやペグなどでケガをしないようにするにはどうすればいいか。個人的には「予防すべき」であると伝えておきたい。

最近はそのようなケガが多いこともあり、ペグに引っかけるライトなどが続々登場している。今回紹介する”蓄光(ちっこう)ペグ”も人気が上がっているので、参考にしていただきたい。

蓄光というラクで環境に優しい使い方

今回紹介するのは、アメリカのUST(アルティメイト サバイバル テクノロジー)が発売する「ZINX INTERLOCKING PEGS6(ジンクス インターロッキングペグ)」という商品。

USTは、米軍やCIA、FBIといった様々な公的機関で採用されるサバイバルグッズを開発、提供するブランドで、ファイヤースターターやパラコード、シャワーといったアイテムを展開している。

こちらのペグには、蓄光顔料を配合した素材が使われている。

蓄光とは、素材に含まれる電子が太陽光や蛍光灯に含まれる紫外線を浴びることで励起(れいき:エネルギーが高い)状態になり、蓄積したエネルギーを少しずつ放出すること。このエネルギー放出は暗い時間になっても続く。

いちばんのメリットは、電気を使用せずに光ることから感電や破損が起きにくいこと。エコとも言えるだろう。

また、硬いものに当たっても壊れず、雨に打たれても影響を受けないのが魅力。

インターロッキングペグは、この蓄光顔料を含んでいるため、十分な光を当てることで夜間でもペグが光り、足元が見えてケガをすることを防いでくれる画期的なアイテム。

使い方も簡単で、事前に太陽光や蛍光灯に当てていれば、あとは他のペグと同じように地面に挿すだけなので簡単である!

蓄光ペグを細かくチェック

では、このインターロッキングペグを細かく見てみよう。サイズは約2×3.8×15cmで、単純にペグとしての長さは15cm。ふだん筆者が使用しているスノーピークのソリッドステークス30の長さは約30cmなので、その半分くらいの長さになる。

重量は1本あたり約20gで、ソリッドステークの1本約180gと比べると1/9の重さ。握れるほどの太さなので、これならキャンプだけでなく登山など軽さ重視の場面では助かりそうだ。

同商品は6本で1セットの販売で、上部にある穴にフックを差し込めば連結してまとめることができる。これによって、ペグをバラバラで持ち運ぶことがなく、あちこちに散らかる心配もないのがうれしい。

実際に蓄光ペグを使用してみた

では、このインターロッキングペグを実際にキャンプで使ってみよう。素材は耐久性とやわらかさを兼ね備えるポリプロピレンを使用しており、ハンマーである程度まで打つことができる。

しかし、アルミや鍛造と比べたら耐久性は劣るため、思いきり打ち込むと壊れる恐れがある。

個人的な使い方としては、最初に別の丈夫なペグや枝などで穴を空けておき、その後にインターロッキングペグをグッと押し込んでさしたほうが、ペグを壊さずに使えそうだ。

また、地面が非常に硬くてペグがさしにくい場合は、無理にささずにガイロープに引っかけるだけなど、足下を照らすだけの用途で使うのもありだろう。使い方は柔軟に対応しよう。

実際にさし込んでみると、ペグはある程度の太さがあるので、ガイロープにひっかけてテントを支えるのは問題なし。タープで使用しても良さそうだ。

ちなみに、蓄光の状態を暗い場所で見てみた。これは蛍光灯に6時間ほど当て、夜21時の真っ暗なところで撮ったペグ。グリーンの色がはっきりと見え、遠目から見てもしっかり認識することができた!

照明がなくても、これなら子どもでも「あっ、なにか光ってる!」とわかるだろう。

蓄光ペグの気になったところ

個人的にインターロッキングペグを使用して気になったことが3点ある。

1点目は、長さが15cmしかないこと。雨風が強い場面だと、一瞬で抜けてしまう心配があるため、風があまりなく穏やかなところで使用するのが良さそうだ。

2点目は、光を十分に当てないと光を放出しないところ。調べたところ、光源に6時間以上当てることを推奨しているとのことで、短時間しか当てていない、もしくはくもりの日など光が弱いところでは、十分に光らない可能性がある。

3点目は、先端が早い段階で鋭さを失う可能性があること。ペグなのである程度使うと先が丸くなることはよくあるが、金属ではないことから削れやすいのは仕方ないかもしれない。

蓄光ペグで足下を照らして安全にキャンプしよう

最後に欠点をいくつか挙げさせてもらったが、とはいえ電池などを使用せず光を当てるだけで夜間に光る蓄光ペグは、足下を照らして暗い場所で危険を事前に察知させてくれる便利道具。電気を使わないため壊れる心配もないため、明かりがない場所でキャンプをするのが心配な人は、用意してみてはいかがだろうか。

ZINX INTERLOCKING PEGS6(ジンクス インターロッキングペグ) 商品紹介

価格:1,000円+税

サイズ(約):2×3.8×15cm

重量(1本約):20g

【文/撮影】小川迪裕

【Profile/小川迪裕(オガワミチヒロ)】

フリーランス編集者、ライター。得意ジャンルはキャンプとファッションで、雑誌からWEBまで幅広く寄稿する。最近はタブロイドやイベント冊子の製作、イベントの企画、ブランドPRなどもやる何でも屋に。


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