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【キャンプ飯レシピ】おしゃれで簡単!ダッチオーブンで作るブイヤベースのレシピ集

夏にもぴったりのブイヤベース

ダッチオーブンを使い、魚介のエキスをギュッと閉じ込めた「ブイヤベース」のレシピをご紹介!

暑い季節に煮込み料理? と思われるかもしれませんが、トマトの酸味とにんにくの風味が効いたブイヤベースは、夏にもぴったりのキャンプ飯なんです。

作り方も「鍋に食材を入れて煮るだけ」と、とってもシンプル。ダッチオーブンの良さを最大限に活用した豪快料理を、アウトドア料理の新たなレパートリーに加えてみませんか?

【関連記事】初心者必見!ダッチオーブン選びのポイント&おすすめ3選紹介

もとはワイルドな漁師メシだった

「ブイヤベース」は、魚や貝、エビなどの魚介類をトマトで煮込んだフランス発祥のスープ料理。

タイの「トムヤンクン」、中国の「ふかひれスープ」と並び、世界3大スープの1つとしても知られています(世界3大スープはこの他に「参鶏湯」「ボルシチ」「ガスパッチョ」なども候補として挙げられることがあります)。

じっくり煮込んだ具材から出た出汁をそのままスープとして味わう料理で、もともとは南仏の港町・マルセイユで生まれた漁師メシ。

諸説ありますが、「漁師が売れ残った魚介類をまとめて大鍋で煮て食べていた」とか、「漁の途中、船の上でも簡単に作れる料理として食べられていた」などがブイヤベースの始まりと言われています。

今でこそ地中海を連想させるオシャレな西洋料理として認知されていますが、もともとは漁師が釣った魚を豪快に煮たことから始まった、ワイルド料理だったんですね。

うまみを閉じ込めるダッチオーブンの魅力

重い鋳鉄で作られたダッチオーブンは、食材の旨みを鍋の中にまるごと閉じ込めたような調理が可能。重くずっしりとしたフタは鍋本体との機密性が高いため、中の具材のエキスを逃さずじっくりと抽出してくれます。

余分な水分を入れる必要もないので、具材から出た本来の味をまるごと味わうことができるのです。

また、蓄熱性が高く、鍋全体に均一に熱を伝えてくれるので、具材をこまめにかき混ぜる必要もありません。

難しい調理の手順もなく、素材の味を最大限に引き出してくれるダッチオーブン。キャンプ飯として楽しむブイヤベース作りに、ぴったりな存在ですね。

ブイヤベースの材料をおさらい

<2~3人分>
・あさり 1パック(250~300g程度)
・有頭エビ 4尾
・サワラ 2切れ
・じゃがいも 中1個
・玉ねぎ 1/2個
・にんにく 3かけ
・白ワイン 1カップ
・カットトマト 1パック(1缶)
・水 1カップ

具材の魚介類は、基本的には好きなもので問題ありません! ただし、おいしいエキスがたっぷり出るのでエビと貝類はマストで入れるのがオススメです。

また、魚はクセが強すぎないものがいいので、青魚よりはタイやタラといった白身のものが向いているとされています。今回はサワラを用意しました。

にんにくの量はお好みで。魚介の生臭さが苦手な方は、もっと多めにしてもいいでしょう。

下準備は家で済ませるとラク

アウトドアでブイヤベースを作る場合は、事前に家で下準備をしておくと便利です。

あさりは塩分濃度3%の水に2時間以上(できれば一晩)つけて砂抜きをし、貝同士をこすり合わせるようにして洗っておきます。

※塩分濃度3%の水:500mlのペットボトルに水を入れ、キャップ2杯分の塩を入れればOK!

じゃがいもはひと口大に切り、水にさらしてアクを抜いておき、玉ねぎとにんにくは大きめのみじん切りにします。

エビは頭をつけたまま煮たほうが味がしっかりと出ておいしく仕上がります。殻からも出汁が出るので今回はむかずに殻付きのまま使用。背中側の殻の隙間から楊枝を刺して、背ワタは取り除いておいてください。

魚介類はいたみやすいので、夏場に野外に持参する際は「保冷材を多めに用意する」「冷凍しておく」など注意してくださいね。

簡単ブイヤベースの作り方

オリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくを炒めます。

オリーブオイルににんにくの香りがうつったら、玉ねぎを入れてしんなりするまで炒めましょう。

玉ねぎが透き通ってきたら、エビとサワラを投入して軽く炒め合わせます。

あさりと白ワインを加え、フタをして3分ほど蒸し焼きにします。

あさりの殻が開いたら、水、じゃがいも、カットトマトを加えます。

フタをして10分ほど煮込み、じゃがいもに火が通ったら、塩・こしょうで味を調えて完成です!

あさりは煮込むと身が小さくなってしまうので、気になる方(そして手間を惜しまない方)は殻が開いた時点で一度取り出しておくとよいでしょう。じゃがいもが柔らかくなってから鍋に戻し、ひと煮たちさせればOKです。

作り過ぎてしまったら、お米を加えてリゾット風にしたり、パスタソースとして活用してもおいしくいただけます! どちらも、最後の1滴まで味わい尽くせるオススメのアレンジ法です。

ご当地食材も活用しよう

もし海の近くに出かける場合は、地物の魚介類を現地で調達して「ご当地ブイヤベース」を楽しむのがオススメ。その土地土地の名物や旬の食材を活用するのも、アウトドアでブイヤベースを作る醍醐味の一つです。

もちろん、ご近所のスーパーでなじみの食材を使ってもおいしく仕上がるので、ブイヤベースはふだんの家庭料理としても有能なメニュー。

最初はなんとなくハードルが高そうに感じてしまうブイヤベースですが、食材にも手順にも特別な決まりはほとんどなし! ダッチオーブンを手に入れたら、ぜひ一度試してみてくださいね。

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【PHOTO/TEXT】しま子

【PROFILE:しま子】

キャンプとお酒と離島旅を愛する兵庫県民。お酒にあう料理・景色・シチュエーションを日々探求している。主なフィールドは関西一円と瀬戸内海沿岸エリア。エンタメ系雑誌の編集部勤務を経て、現在はフリーライターとして活動中。


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