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ダイソー最新グッズで燻製器のDIYに挑戦!失敗しない作り方と失敗しない結果をご紹介

燻製を作ってみたい!でもお金はなるべくかけたくない!

燻製といえば多くの人が一度は興味を持つ人気の調理法。ほんの少しの手間を加えるだけで普通の食材がスモーキーでおいしく仕上がるため、キャンプ飯としても定番です。

しかし燻製作りをするためには、そのための道具をそろえなくてはなりません。

ダンボールでできた使い捨ての燻製器も安く売られていますが、繰り返し使用可能な燻製器となると安いものでも3000円から。より本格的な燻製器となると数万円の出費が発生します。

「たまに作るくらいだし、そのために3000円も払うのはちょっと……」と考えて、燻製作りをためらう方もいることでしょう。しかし、それではもったいない!

燻製は100円ショップの商品を活用すれば、ほんの数百円の出費で手軽に始めることができるのです。

今回はできるだけお金をかけずに燻製作りを始めてみたいという方のために、100円ショップで手に入る道具だけで燻製を作る方法をご紹介します。

道具はすべてダイソーで調達!合計金額600円

  • ステンレスボウル(内径20cm) 2個
  • 焼き網 1個
  • アルミホイル 1個
  • クリップ 1個
  • スモークチップ 1個

100円ショップにもダイソーやセリアなど、いろいろなショップがありますが、今回はダイソーの製品のみを使用することに決めました。店舗をはしごする手間や時間がかからないのは大きなメリットです。

さらに、ダイソーで道具を選ぶ際には以下の2つのポイントを重視しました。

  • 使い捨てではなく、何度でも繰り返し使えること
  • シングルバーナーでも使えること

ダンボールで燻製を作るのも手軽で良いのですが、折りたたんだとしてもかさばるうえに、長持ちしません。

その点、ステンレスボウルであれば洗って何度でも使用できます。料理や洗い物などに使える汎用性の高さもダンボールに勝っている点です。

さらにステンレスボウルのサイズもポイント。内径20cmのステンレスボウルが、シングルバーナーに乗せるのにちょうど良い大きさなのです。

また、これよりサイズが大きいステンレスボウルは価格も高くなってしまいます。燻製に使用するにあたり、価格と実用性のバランスが取れたサイズといえるでしょう。

これからキャンプだけでなく自宅の庭やキッチンでも燻製を作っていきたい方は、これらの道具をそろえると場所を選ばず燻製を楽しめます。

ダイソー商品フル活用! 燻製の作り方

すでにご紹介したダイソー製品を使用し、燻製を作る手順を解説します。難しいことは一切ありません。

100円ショップの商品でもちゃんと燻製作りができるということ、そしていかに簡単にできるかということを知っていただけたらと思います。

作り方①:ステンレスボウルにアルミホイルの皿を設置する

まず最初に、ステンレスボウルの底にアルミホイルで作った皿を設置します。

アルミホイルの皿は、ステンレスボウルの底にピッタリと沿うようにしましょう。

作り方②:スモークチップを皿に乗せる

スモークチップをひとつかみ(10gほど)取り出し、アルミホイルの皿の上に乗せます。

スモークチップはあとから追加できるので、最初から大量に乗せないこと。10gで十分な風味がつきます。

作り方③:焼き網をステンレスボウルに乗せて食材を並べる

ステンレスボウルに焼き網を乗せたら、用意している食材をきれいに並べていきます。小さい食材を外側に、大きい食材を内側に並べると、スペースが無駄になりません。

ナッツなどの網に乗せられない食材は、アルミホイルで小さい皿を作ってその上に乗せましょう。

今回は、チーズ、ウィンナー、ちくわをチョイスしました。

作り方④:フタをかぶせてクリップで固定する

食材を並べ終わったら、もうひとつのステンレスボウルを上にかぶせます。そしてクリップでフチを2か所固定。

このときに焼き網のサイズが大きすぎると、クリップで固定することができなくなります。

できるだけステンレスボウルの直径と同じくらいか、少しだけ小さい焼き網を選ぶようにしましょう。

ここまでで燻製機が完成です。

作り方⑤:燻製器を加熱して10分ほどいぶしたら完成!

燻製器をシングルバーナー・コンロ・焚き火台などに乗せて弱火で加熱。ボウルの隙間から煙が出始めるまで待ちます。

煙が出始めてから10分後に開けてみて、色づき具合を確認。ほどよく色がついていたら火を止めます。

これで燻製の完成です。

すぐに食べても良いのですが、この時点ではえぐみが残っています。はやる気持ちを抑えつつ、食材が冷めて風味がなじむまで放置。

そして待つこと10分。常温まで温度が下がった燻製を食べてみます。

チーズは少し固くなった表面とまだ柔らかい内側の食感の差が面白く、ちくわは魚の風味がしっかりと感じられ、ウインナーは普通に焼くよりもあっさりしていて何本でも食べられそうです。

どの食材もスモーキーな香りが適度についていて、とてもおいしい燻製に仕上がりました。

どのような燻製器にも言えることですが、失敗せずに燻製を作るコツは「いぶしすぎない」こと。今回燻製にしたチーズもウインナーも、そもそもそのまま食べてもおいしい食材です。

特に初めて燻製作りに挑戦する方は、煙でいぶす時間はほどほどにしておくのが無難でしょう。

そうすることで、600円で作れるこの燻製器であっても、何千円もする製品と遜色ない燻製を作ることができます。

小型の焚き火台やアルコールストーブでも使用可能

今回はシングルバーナーに乗せられるサイズのステンレスボウルを選択しました。

それにより、シングルバーナーだけでなく小型の焚き火台やアルコールストーブでも燻製を楽しめるようになっています。

シングルバーナーと違って火力調整は難しくなりますが、その手間さえも楽しいと感じられるでしょう。

焚き火台やアルコールストーブを持っている方は、ぜひお試しください。

次の休日は燻製作りにチャレンジしてみよう!

燻製作りはどなたでも簡単にできるだけでなく、ハマればとても良い趣味になります。

「次はサクラのスモークチップを試してみようかな」とか、「あの食材を燻製にしたら面白そうだ」などと、どんどんとその世界に引き込まれていくことになるでしょう。

それだけ燻製作りには大きな魅力があります。

100円ショップの商品だけで始められる燻製作り。

ほんの少しの費用と時間で楽しめるので、次の休みの日にでも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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写真・文/斎藤純平

【Profile/斎藤純平】

キャンプ、バイクツーリング、スキューバダイビングを趣味とするアウトドアライター。加えてこれから狩猟を始めようかと画策中。何をするのにも基本的にすべて一人で、キャンプもツーリングも思い立ったら即出発。読み手にとって本当に役に立つ情報を発信します。


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