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お家で簡単なミニバーベキューの楽しみ方と子どもも大喜びのソトごはんアイデア

バーベキューをしたい!でも手間も時間もかけられない、というときに

気持ちのいい空を見上げて、ふとバーベキューをしたくなるとき、ありませんか。

子どもから「今日、バーベキューしたい!」と突然の提案をされることもある我が家。でも、バーベキューってそんなに簡単にできるものじゃないですよね。

食材を買って、支度をして、道具を持って、出かけて……考えるだけでちょっと疲れます。

でも準備も内容も最低限のミニマムバーベキューなら、たとえば自宅でも、さっとできるんです。

豪華な食材を用意しなくても、子どもが喜ぶ”ソトごはん”。今日にでも試せますよ。

「手間とお金をかけずに楽しむ」がミニマムバーベキューの極意

バーベキューのハードルをぐっと下げた、ミニマムバーベキューには3つのポイントがあります。

その1
食材にお金をかけすぎないこと。いつもの夕飯にちょっとプラスくらいの予算が妥当です。

その2
バーベキューに使う道具はしまい込まず、いつでもパッと取り出せるような場所に置いておくこと。

その3
後片付けがラクになる方法で準備すること。準備の簡単さよりも、後片付けの手間をなくすことが重要です。

それでは、ひとつずつ説明していきましょう。

その1 食材にお金をかけなくても子どもはうれしい!

バーベキューのときに「せっかくだし、A5ランクの○○牛が食べたい……」と、思うのは大人だけ。

子どもは焼き鳥でいいのです。豚丼でもかまいません。なんならソーセージさえあれば幸せ、なんて子もいるのではないでしょうか。

食材は子どもの好みに合わせて、高級でないものをそろえましょう。種類も物足りないくらいで大丈夫です。それだけでバーベキューのハードルは格段に下がります。

その2 バーベキューの道具はすぐ取り出せるところに!

しまいこんでしまうと、出すのも片付けるのも億劫になる道具類。バーベキューコンロや炭、テーブルやイスなど最低限の道具は手間無く取り出せる場所に置いておきます。

バーベキューシーズンに限らず、我が家はこれらが車庫の横に鎮座しています。パッと取り出せて使ったらそこに置くだけ。ズボラですが手間なしです。これもハードルを下げる大きなポイント。

もしバーベキューコンロが特大サイズのものだったら、小さいサイズのものをミニマムバーベキュー用に用意してもいいかもしれません。「少し小さいかな?」と感じるくらいの大きさで大丈夫。炭も節約になります。

「そもそも炭をおこすのが面倒……」という方は、この際ホットプレートだっていいのです。

子どもは「お外でごはんを食べる」ことが楽しいのですから、何も問題はありません。「炭火じゃなきゃ満足できない!」と、子どもたちに言われない限りは、ホットプレートで十分。

お庭やベランダにコンセントがあれば、言うことないですね。本格的なツインバーナーを用意しなくても、カセットコンロだってOKです。

我が家は近所でもバーベキューをするご家庭が多いので、狭い庭でも気兼ねなく炭をおこせます。

でも食材によっては、あえて家庭用のホットプレートを持ち出して調理します。もちろんホットプレートも、すぐに取り出せるところに置いてありますよ。

その3 後片付けがラクになる方法で準備しよう!

どんなにラクして簡単にバーベキューができたとしても、後片付けに時間と手間がかかったらどうでしょう。きっと一気に疲れてしまいますね。

終わりよければすべてよし。準備にひと手間かかったとしても、後片付けが圧倒的にラクになる方法を考えましょう。

具体的なポイントはこの3つ。

バーベキューの後片づけをラクにする3つのポイント

  • バーベキューコンロにバーベキュー用アルミホイルを巻いておく

少し厚めのアルミホイルが、バーベキュー用品売り場に売っていると思います。これを使って、コンロ自体をくるんでしまいましょう。

使い終わったあとは、アルミホイルごと炭を捨ててしまえばいいのでとてもラクちん。このひと手間で、炭の後片付けに悩まされることがなくなります。

  • 食器は使い捨てのものを選ぶ

エコでないことに心が痛む部分もありますが、バーベキュー後の洗い物を極力なくすために、紙皿や紙コップを積極的に使うことをオススメします。

写真は100均のマグカップに、同じく100均のプラスチックカップを入れています。紙コップは小さい子がよくこぼすので、この形になりました。

使用後は、中のプラスチックカップだけを捨てます。

  • 道具も材料も、最低限だけ用意する

「バーベキューといえばお肉だよね。牛がなくてもブタにトリに……そうだ、あのアイテムも必要だった」と欲張らず、メニューに合わせて必要なものを、最低限用意しましょう。

道具類も同じです。必要最低限のものがあればいい、というつもりで用意しましょう。

レジャーシートを敷いてみるのもいいですね。子どもは地面に座るのが好きですし、イスを人数分用意しなくて済みます。

手間なしバーベキューのメニューを提案

ミニマムバーベキューのためのメニュー。その一例をご紹介します。()の中は、オススメの調理機材です。

・焼き鳥(BBQコンロ、鉄板、ホットプレート)

脂肪が少なくさっぱりしたムネ肉、脂ののったモモ肉、せせりにレバー、どの部位もおいしい焼き鳥。子どもが喜ぶ定番メニューです。

串打ちすると焼くのも取り分けるのもラクになるのでオススメです。お肉はあらかじめ加熱して、あら熱をとったものを串打ちすると、焼くときの時短になります。

串打ちのあと、串の先端をハサミでカットしておくと、小さいお子さんも安心ですね。

・豚丼(BBQコンロ、鉄板、ホットプレート)

焼き肉用、生姜焼き用のお肉を買ってきて、あとは豚丼のタレさえあれば大満足の一品に。

サニーレタスやキャベツなど、野菜をそえてご飯とシンプルにいただきましょう。

・鉄板焼き(鉄板、ホットプレート)

野菜も肉も、お好きな材料をお好きなだけ焼きます。下味は特に必要ありません。

タレは生姜とニンニクのすり下ろしを加えた酢醤油や、焼き肉のタレがオススメです。

・焼きそば(鉄板、ホットプレート)

アウトドアで作って食べると、格段においしい焼きそば。子どもも大人も好きな方が多いですね。お肉の代わりにソーセージを使っても子どもは喜びます。

・お好み焼き(鉄板、ホットプレート)

キャベツやブタ肉、イカに揚げ玉。それぞれが好きな具を入れて焼けるようにすると、楽しさが増すようです。意外に量を食べてしまうメニューです。

・スイーツBBQ(BBQコンロ、鉄板、ホットプレート)

ちょっと変わり種。スイーツなんて手もあります。バナナに板チョコをはさんでアルミホイルで包み焼き。バナナもチョコもとろっとしてとてもおいしいですよ。

マシュマロを串に刺して、あぶって食べるスタイルもいいですね。鉄板の場合は、とろけるチーズを溶かして、メープルシロップと一緒にパンにつけて食べるのもオススメです。

自宅バーベキューの注意点とは?

炭をおこせば煙やニオイが出ます。これはもう仕方の無いことですが、自宅で炭をおこす場合、何よりもご近所への配慮を忘れないようにしましょう。

両隣のお宅には「今日バーベキューをするので、煙とニオイが出ると思います」などと、可能であれば声かけをするといいですね。お隣さんが窓を開けていて、家の中に煙が入ってしまった……なんて迷惑行為を防ぐことができます。

炭をおこさなくても騒音には注意したいところです。どんなに楽しくても、大声で会話したり歌ったり、子どもが騒ぎすぎたりしないようにするのがマナーです。

一軒家の場合、ベランダでバーベキューをすることもありますが、騒音の配慮や火気の取扱いには、より一層注意しましょう。(マンションの場合、ベランダでのバーベキューは消防法などの観点からオススメできません)

遠くまで出かけずとも、自宅で気軽に楽しめるのがミニマムバーベキューのいいところ。

車を運転して行く先では無理なアルコールも楽しめます(後片付けが大変にならない程度に節度を持って、が大事ですが……)。

いつでも何度でも、思い立ったときに気負い無くできるよう、準備から後片付けまでラクに済ませたいものです。

【PROFILE/天嶺 葵】

アウトドア系フリーライターで、3児の母。海にも山にも出没するママキャンパー。子どもを中心に楽しめる、ファミリーライクなアウトドアライフを提案します。料理、DIYが得意。”ないもの、欲しいものはお金をかけずに作る!”がモットー。


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