冬キャンはシュラフカバーがあると便利!
この時期、シュラフを買う際に、セットで購入を検討したいのがシュラフカバーです。
シュラフカバーになじみがない人もいるかと思うので、どんなものなのか、導入によってどんなメリットがあるのか、みていきましょう。
今回はシュラフカバーの特徴や、キャンパーに人気のアイテムを紹介します。
「冬キャンプをしてみたい!」と思う方におすすめの内容となっていますから、ぜひ参考にしてみてください。
シュラフカバーの特徴と導入メリット
シュラフカバーとは、その名のとおり、シュラフを覆うためのカバーのこと。シュラフの上からかぶせて使います。
キャンプ初心者にとっては、
- なぜシュラフカバーが必要なのか?
- シュラフ単体で使ってはいけないのか?
などの疑問を抱きがちですよね。
シュラフを使う際に、必ずしもシュラフカバーが必要なわけではありません。単体での使用ももちろんOKです。
ただ、専用カバーを使うことで、寒い時期のキャンプでは以下のようなメリットが生まるので、導入を検討してみてください。
【メリット1】暖かさが増す
シュラフにシュラフカバーを重ねることで、空気の層が生まれます。
シュラフカバー自体にそれほど厚みはありませんが、この空気の層が冷たい空気を遮断し、シュラフの断熱性をアップしてくれます。
体感温度が2℃ほど変わるとも言われており、寒さが気になる冬キャンプには特におすすめです。
【メリット2】結露による水濡れからシュラフを守る
冬キャンプでのお悩みポイントとなるのが、テント内の結露です。
内部の空気が暖まれば暖まるほど、外気温との差によって、結露が発生しやすくなります。結露を減らす方法はいくつかありますが、完全に防ぐというのは難しいです。
朝起きると、結露でシュラフが濡れていた……なんて失敗も充分にあり得るでしょう。
ダウンシュラフは水に弱く、濡れるとダウン本来が持っている保温性能が低下してしまいます。
そうなると寒くて途中で起きてしまったり、快適な睡眠環境ではなくなってしまいます。
カバーがあれば水濡れからシュラフ本体を守ってくれ、寒い朝でも保温性を保ってくれます。
【メリット3】汚れ予防にも役立つ
シュラフカバーを使っていれば、飲みものや食べものが付着して汚れたときも、カバーのみを洗えばOKです。
シュラフ自体を洗うのは手間がかかりますが、カバーであればそこまでたいへんではありません。
特に小さな子どもと一緒のキャンプでは、テント内でのアクシデントもつきものですよね。カバーでしっかり保護しておきましょう。
この他にも、気温の高い時期であれば、カバー単体での使用も可能です。
シュラフ+シュラフカバーをセットで購入しておけば、気温や条件に合わせて最適な使い方を選びやすくなるでしょう。
失敗しない選び方は?
シュラフ本体と同様に、シュラフカバーも性能にこだわってしっかりと選ぶことが大切です。
次にあげる3つのポイントを参考にして、ぴったりなアイテムを選んでみてください。
- 素材
- サイズ
- メーカー
シュラフカバー選びで重視したいポイントのひとつが、素材です。
防水性と透湿性に優れた素材で作られているかどうかを確認しましょう。透湿性が低い素材を選んでしまうと、カバー内部に湿気がたまり、内部結露が生じてしまいます。
サイズについては、シュラフに合ったものを選択することが大切です。冬キャンプでの使用を前提とするなら、シュラフよりも少し大きめを選択しましょう。
シュラフカバーを販売しているメーカーは数多くありますが、できればアウトドア系メーカー製品を選択してください。
「シュラフが高いからシュラフカバーは安くしたい……」と思う人も多いですが、知らないメーカーの安い製品を選ぶと、シュラフカバーとしての機能を果たしてくれない可能性も。
アウトドアメーカーの製品であれば、実際に使用しているキャンパーも多いはずです。インターネット上で口コミも多く見つかりますから、選ぶときに参考にできます。
おすすめシュラフカバー3選
シュラフカバー選びで悩んだときには、以下の3つをチェックしてみてください。
有名メーカーの人気アイテムを紹介します。
スリーピングバッグカバー/NANGA(ナンガ)
すぐれたダウンメーカーとして、人気シュラフを数多く販売しているNANGA製のシュラフカバーです。
NANGA独自に開発した防水透湿生地であるオーロラテックスを採用した2レイヤー構造で、優れた透湿性能を誇ります。
単体での使用には適しませんが、そのぶん軽量でコンパクトに収納可能。
機能性、持ち運びのしやすさにこだわりたい方におすすめのシュラフカバーです。
透湿防水シュラフカバー ワイドロング/oxtos(オクトス)
「oxtos(オクトス)」は日本のアウトドアメーカーで、主にアルパイン系のアイテムをそろえています。
耐水性・透湿性に優れた素材を採用したシュラフカバーで、表生地には2層防水(透湿)コーティングが、背面生地には2.5層防水(透湿)コーティングが施されています。
安心の日本製で、ファスナーは上下どちらからでも開閉できます。
カバーとしてだけでなく、山小屋泊のときにはシーツとして、また非常時のビバークとしても持っていると安心です。
少し大きめのサイズですが、重量は約365グラムと軽量です。
ゴアテックス シュラフカバー ウルトラライト/ISUKA(イスカ)
国産のシュラフメーカーとして、多くの登山好きから支持されているISUKA。
シュラフカバーのなかでも、多くのキャンパーに支持されているのがゴアテックス素材をつかったこちらのアイテムです。
ゴアテックス素材を採用したシュラフカバーで超軽量な15デニールのナイロンを使用。3レイヤー構造の非常に高機能なシュラフカバーです。
シュラフカバーとしては価格が高めですが、夏はこれひとつでの使用も可能なすぐれもの。
オールシーズン活用できる点を考慮するなら、決して高くはありません。
シュラフカバーを使って、冬キャンプも快適に過ごそう!
キャンプ初心者にとっては、購入するべきかどうか悩みがちなシュラフカバー。
購入するものが多いと、「節約できるなら節約したい」と思う方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、特に冬キャンプの場合、シュラフカバーを導入するメリットは少なくありません。
快適な睡眠環境を整えるためには必要な出費だと思います。
結露に負けず、シュラフの保温性を保つためにも、本体とセットで購入するのがおすすめです。