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手作りで楽しい!子どもと一緒に作るミニチュアテント。ジオラマにもぴったりのアイデア!

子どもの人形遊びに使える、ミニチュアのワンポールテント

最近はガチャガチャや100均グッズなどでも、ミニチュアのキャンプ道具をよく見かけるようになりました。

キャンプ好きが思わず手にとってしまうミニチュアたち。集めたくなるのは、子どもだけでないかもしれませんね。

そんなミニチュアグッズをながめていて、ひとつ残念に思うのが、ミニチュアのテントをほとんど見かけないことです。

一部のメーカーで本格的なミニチュアテントも売られていますが、本物のテントが買えてしまいそうなお値段なので、子どものおもちゃとしては、ちょっと手が出せません。

そこで、ないならば作ってしまおうという、お手軽DIYです。

このレシピでは、100均などで売っている安価な材料を使って、ミニチュアのワンポールテントを作ることができます。

小学校高学年くらいであれば自分で作れますし、ひとりでは無理な子どもでも、一緒に作ることで楽しめます。

サイズは人形に合わせてある程度自由がきくので、キャンプごっこが大好きな子どものために、もしくは自分のために、ミニチュアテントを手作りしてみませんか。

ミニチュアワンポールテントを作る準備

このレシピでは、小さな人形が実際に入って遊べるワンポールテントが作れます。

ワンポールテントの形ですから、ポール抜きではしっかりと自立しません。そのため、テント本体を固定する土台も必要になります。

木の板やコルクボード、発砲スチロールボードなど、お好みに合わせて画びょうが使える土台をご用意ください。

(※テントの固定には画びょうを使います。尖ったものの危険性が分からない年齢の子どもは、大人と一緒に作って、遊んでください)

【型紙の大きさを決めよう】

型紙にはコピー用紙を1枚使います。写真右の大きい方がA4用紙、左の小さい方がB5用紙を使っています。

作り方は同じですので、大きさはお好みに合わせて決めて下さい。

ではまず、型紙を作っていきましょう。

【型紙の折り方】

1.コピー用紙を広げて、角から写真のように三角形を折ります。

2. 三角の部分を折ります。しっかりと折り目をつけてください。

3.折った箇所を広げて、反対側も同じように2回折ります。

4.広げて、折り目の三角の頂点と頂点(赤丸の部分)をつないだ線を基準に谷折りします。

5.折り目をつけたら広げて、反対側も同じように折ります。

6.もう1度広げると、こんなような折り目がついた展開図ができあがります。

写真では分かりやすいよう、線を引いていますが、折り目をつけるだけで大丈夫です。

7.上下を返したところです。灰色の部分をハサミで切りとります。

頂点(中心)になる部分にはポールが当たりますので、写真のように一部を扇形に残しておいてください。

これで型紙の完成です。型紙のできあがりは6角錐になります。

必要な道具をそろえよう

【材料と道具】

・コピー用紙の2倍程度の大きさの布(テント生地になる布。布用接着剤でくっつく素材を選ぶ。写真の布はダイソーのシューズ袋でポリエステル製)
・割り箸1本(丸いものが理想)
・コルクボードなど、土台にできるもの(画びょうを使えるもの)
・画びょう(6~10本ほど)
・布用接着剤(100均のものでもOKですが、ナイロン・ポリエステルなど色々な布が接着できる「裁ほう上手」がおすすめ)
・ハサミ

ミニチュアワンポールテントを作ってみよう

【テント本体の作り方】

1.型紙の片側全面に接着剤を塗り、布に貼り付けます。平らなところに置き、接着剤が乾くまで少し待ちます。

正8角錐の、型紙がない部分は、出入口になります。この部分も布が必要ですので、布を切り取るときは、正8角錐の大きさを確保してください。

2.写真を参考に、不要な部分をハサミでカットしていきます。

テントのすそにスカートをつけるため、型紙よりも1~2cm程度、余分に残して切ってください。

型紙のない部分は、正確な三角形にならなくても大丈夫です。心配な方は大きめに切っておいて、あとで切りそろえてもいいでしょう。

型紙の折り目に沿ってもう1度折り、布にも折り目をつけておきましょう。

3.スカートの部分に切れ込みを入れます。型紙の折り目の部分を、6箇所切ります。

型紙を切らないギリギリのところまで、ハサミでカットしてください。

4.残しておいた屋根の扇部分をたたんで、接着剤でとめます。

乾くまで待っている間に、割り箸をカットします。A4用紙を使った場合は約11cm、B5用紙の場合は約9cmの長さに切ります。

ハサミやカッターを使って切れ込みを入れ、折るといいでしょう。

接着剤がしっかり乾くと、半分自立するテントの形になります。

これでテント本体が完成です。

 

【テントを土台に固定する】

5.土台にテント本体を固定していきます。

画びょうを使って、スカートの部分、手前2箇所を土台にとめます。中心に、切っておいた割り箸のポールを立ててください。

6.テントの形を整え、残りの画びょうをスカート部分にとめていきます。

写真の通り、前後左右の最低6箇所がとまっていればきれいに立ちます。スカート部分には合計で10本とめられるので、がっちり固定したい方は空いている他の部分も、画びょうで固定するといいでしょう。

出入口部分は布が重なった状態になっています。そのままで遊べますが、写真では子どもの希望により、針で糸を通し結んでいます。

これで完成です!

装飾を加えて、人形を配置して、楽しんでみよう

ジオラマのように配置して楽しむこともできるミニチュアテント。

女の子が大好きなシルバニアファミリーには、A4サイズがちょうどいいようです。

男の子には、レゴに使えるB5サイズを。

ベンチレーションをつけて、サーカスTC風にしてみました。

こんなふうに型紙を正6角錐から正5角錐にして、テントの形を変えてみるのも楽しいです。

フラッグをつけてみたり、他のミニチュアグッズを並べてみたり、遊び方はさまざま。

キャンプに行けない日も、子どもと一緒にキャンプ気分を味わってみてくださいね。

【PROFILE/天嶺 葵】

アウトドア系フリーライターで、3児の母。海にも山にも出没するママキャンパー。子どもを中心に楽しめる、ファミリーライクなアウトドアライフを提案します。料理、DIYが得意。”ないもの、欲しいものはお金をかけずに作る!”がモットー。


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